産業キャリア教育プログラム~授業紹介~

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【技術論2】リコー 第3回 「マルチメディア情報とそれを担う基盤技術」

講師:株式会社リコー 脇田由喜氏 / 飯沢篤志氏

第三回講師は、画像、映像検索、オフィス活用の分野のお仕事をしている脇田由喜さん
(リコー、研究開発本部、ソフトウェア研究所、アプリケーション研究室)
「数学の世界から今のお仕事の分野をやり始めたこと」「今もなお、研究者として活躍していること」についても話していただきました。

■第三回授業 「マルチメディアオフィス -マルチメディア情報とそれを担う基盤技術-」

今回は「オフィスにおける情報メディア」の「マルチメディアオフィス -マルチメディア情報とそれを担う基盤技術-」です。

講義では次の3点について話していただきました。マルチメディアに注目した、基盤技術中心のお話です。
1. マルチメディアとは
2. テキストと同様に自然に扱うために
3. オフィスにおけるマルチメディアの活用例

■マルチメディアとは

マルチメディアとは
マルチメディアとは、いろんな種類の情報をひとまとめにして扱うことだそうです。
将来は様々なコンテンツやアプリケーションが出現し、もっと広がっていくそうです。
「においの出るテレビ」や「立体コピー機」が見られ、「私たちが音楽や動画を簡単に扱えるようになったことを考えると、どんどんと新しいものが出てきそうですね。

みんなのマルチメディア度
みんなのマルチメディア度を聞かれました。
映像配信、音楽配信サービスを使ったことがあるか、閲覧、ダウンロード、アップロードしたことはあるか?
YouTube以外は、ほとんど使われていませんでしたね。

北川のオススメは「ニコニコ動画」です。
ただの映像配信(共有)サービスではありません。映像上にみんなが残したコメントが流れるものです。邪魔だなぁと思うときもあれば、スポーツを生で見に行ってみんなで応援するときの一体感のようなものが生まれ、より楽しめるときがあります。映像を通したコミュニケーションを試してみてはいかがでしょうか。

マルチメディアでコミュニケーション
マルチメディアサービスの例として、本授業で利用しているリコーの「MPMeister」を紹介していただきました。講義の映像とプレゼンテーション資料を同期させてあり、目次より見たい箇所の見出しをクリックすると、そこの映像・資料を表示できます。

「文字と映像と音声が組み合わさっており、理解度が高まる!」そうです。
確かに、学校で受身の授業をしているなら、これで十分な気がしてしまいますね。今後の学校教育はどのようになっていくのだろう?自分達から行動・提案して、学校を活用しないと、もったいないですね。

■テキストと同様に自然に扱うために

マルチメディア特有の課題
マルチメディア特有の課題があり、作成・表示、編集、圧縮、配信、検索をカンタンにし、テキストと同じように自然に扱いやすいようにするための技術について話していただきました。

マルチメディア検索、特徴量、メタデータ関連のお話は、私(北川、経工加藤研究室)の研究内容とも近かったので興味をもって聞かせていただきました。前回紹介したソーシャルブックマークサイトは、このタグを人が付けてブックマーク共有に活用しようとしたものです。
第2回授業の「Web2.0の原則」のデータが重要というお話と関係していますね。

テレビのデジタル化により、どんな面白いサービスが出てくるか楽しみです。

■オフィスにおけるマルチメディア活用例

ITの発展により、今までコンシューマ市場が先行していたのですが、最近ではオフィス環境も熟してきたそうです。

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最期に、様々なオフィスにおけるマルチメディアの例を話して頂きました
テレビ会議、プレゼンテーション・会議記録(MPMeisterⅡ)、マルチメディア組み立てマニュアル(生産現場でマニュアルの作成・利用を支援)、3Dパーツカタログ。プロ野球携帯配信サービス(シーンの状況を理解)など。

あなたの求めるマルチメディアは?

(2008.5.20 担当:北川)

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