産業キャリア教育プログラム~授業紹介~

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【技術論2】リコー 第1回 「ドキュメントからみたオフィスの進化」

講師:株式会社リコー 研究開発本部 飯沢篤志氏 / 橋本隆子氏

4月22日(火)に株式会社リコーによる第一回目の授業が行われました。

■株式会社リコーについて

株式会社リコーについて
リコーの初回授業なので、飯沢篤志さんがリコーについて紹介してくれました。
(株式会社リコー,研究開発本部,ソフトウェア研究所,ソリューション研究室,室長)

 ソフトウェア研究所の「ユビキタス」「ユニバーサル」(いつでも、どこでも、誰でも、安全に安心して利用できる)といった注目点・その実際のアプローチについて話していただきました。
今後社会に出てどのようなことを考え、どう問題に取り組む必要があるか考えるお手本になったのではないでしょうか。
【参考】株式会社リコー HP(プリンター以外にも様々な製品を作っている!予想外のものも。)

飯沢さんは趣味として1年に250冊も本を読むそうです。スゴイ!
このように毎回授業には、様々な専門的な知識・ノウハウを持つ社会で活躍している講師の方々が来てくれます。積極的に話して、考え方やライフスタイル・ワークスタイルなど参考にするチャンスです!年間250冊の知識は盗むしかない。

■プレゼンテーション資料

プレゼンテーション資料
社会に出て通用するプレゼンテーション資料の作り方として、参考になる!

■第一回の講師 株式会社リコー 橋本さん

リコー橋本さん
初回講師は、女性研究者として2人の子供を育てながら活躍してきた橋本隆子さん。
(リコー研究開発本部)

自身の体験談を基にして、「優秀な人ほどワークライフがしっかりしている」「育児で仕事をやめようかと思ったときに同じ女性の先輩が良い相談相手・ロールモデルになった」など、将来仕事をするうえで参考になるお話もして下さいました。

下記のパネルディスカッションにてパネリストの一人として、ご自身の経験談、キャリア構築に役立った支援策、社内での取り組み、若手の女性研究者・技術者への期待などについて講演するそうです。
企業における女性のキャリアの築き方」、2008年6月18日(水)、お茶水女子大学。

■第一回講義 「ドキュメントからみたオフィスの進化」

リコーさんには「オフィスにおける情報メディア」という題で4回の講義をして頂きます。
第一回講義は「ドキュメントからみたオフィスの進化」です。
主に次の3点について話していただきました。今までの経緯から現代をみていきます。
1.ドキュメントとは
2.ドキュメントから見たオフィスの進化~複写機はどのような価値を生み出したか~
3.現代のオフィスの課題

1.ドキュメントとは

Q:「ドキュメントと聞いて、何を連想しますか?」という問いから始まりました。

紙文章やパソコンのワープロソフトで作った文面を思い浮かべたのではないでしょうか。

A:
ドキュメントとは
今では、「意図や知識、アイデアを伝えて、再利用するために記号を用いて表現したもの」、声や身振り、図や絵、写真や映画(映像)、コンピュータやインターネット上のコンテンツなど多くのものを含んだ意味で捉えられているそうです!

さらに進化すると、どんな性能が足された、どんなドキュメントが出現するのか!?

2.ドキュメントから見たオフィスの進化~複写機はどのような価値を生み出したか~

以下の歴史的なお話をして頂きました。
・ 産業革命,コンピュータやインターネットの普及といった社会・環境の変化によるオフィスの出現・変化
・ これによる、ドキュメントに対するニーズの変化
それを満たすための技術開発:複写機が作られ進化し価値を生み出した経緯
・ 以上のことから、個々の人達のワークスタイルに与えた変化・影響

繰り返す社会・ニーズの変化に対して、企業がいかに対応していったかが分かった。変化・ニーズを捉え・対応する能力が必要だと再認識!

3.現代のオフィスの課題

以上の話を踏まえた上で、オフィスのさらなる変化や抱えている課題としてセキュリティ、内部統制、マルチメディアについて簡単にお話して頂きました。(詳細は次の授業)

20080422_08.jpg
本日の課題!(課題は4回の授業で出された中から選んでやります)
現状の自分の持っている社会・ニーズの変化を捉える力を確認する良い機会です。
どんな解答がでてくるでしょうか?

北川が在籍している経工の加藤研究室では、みんなが作業をスムーズにするために、ブログ,wiki,スケジュール管理,タスク管理,ファイル共有、メッセンジャーなどのソフトウェア(グループウェア)の利用を試みています。しかし、研究室のみんなが使ってくれるのかが一番問題になります。これを解決できるオフィスになってくれるといいのですが。。。

(2008.4.22 担当:北川)

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