鎌倉研究室に入ったきっかけ

私は学部2年次に履修した生物統計学をきっかけに、統計学に興味を持ちました。その後、鎌倉先生が教鞭をとる「データ解析第一・第二」、「計算機統計学」を他学科履修で履修しました。Rによるプログラミングに興味があったこともあり、授業では理論的な部分を独学で補完しつつ、統計データ解析の基礎を学べました。

鎌倉研への大学院進学を決めたのは学部3年の後期で、中大理工に数ある統計学の研究室の中でも最も研究内容が多様でトレーニングマシンやセンサーなど設備が充実していたことを理由に鎌倉研究室を選びました。経営システム工学科は内部からの進学者向けに特別推薦という制度があるので、内部進学者には垣根が低いと思います。

研究内容について

鎌倉研究室は自ら学ぶ意志さえあれば、テーマを自由に決めることが出来、やりたいことができます。大学院進学後は私は学部が生命科学科出身だったことと先生の「やりたいことやったらいいよ」というお声のもと、タンパク質のアミノ酸配列やDNAの塩基配列の構成を予測するモデルの研究を行っていました。

計算機をいじるスキルだけでなく、数学の知識がない中で(私は高校レベルの線形代数の知識しかありませんでした)死に物狂いで理論の勉強を出来たことは苦手なものに粘り強く取り組むことが出来るようになったきっかけのひとつです。

メインテーマ以外の活動も楽しく取り組める

私はメインテーマ以外の活動として、卒業研究時に扱っていたGPGPUによる高速計算に取り組んだり、データ解析コンペティション、スポーツデータ解析コンペティションに参加したりといったテーマ外活動も楽しみながら取り組むことができました。結果的に学会に3回(国際会議2回)、研究会2回、コンペ3回に参加することができ、特にM1の時のデータ解析コンペティションではM1一人でM2の先輩方の研究に入り込んでスタディグループの最優秀賞に貢献することも出来ました。(その後は学会発表のために、右も左もわからないのに一からベイズ理論を必死勉強するきっかけにもなりましたが……)

鎌倉研究室を希望される皆様へ

私は現在富士通で、データを活用した新規ビジネス創出を目指す部署で働いています。そして大学院時代に勉強した統計学、データ解析、機械学習の知識が、日常生活で発生する大量のデータに付加価値を与えるという現在の仕事に大きく活きています。また、統計の知識だけでなく、鎌倉研究室では様々な機器やセンサーを駆使してデータを処理するので、純粋な統計の知識だけでなく、サーバーを操作したり、加速度センサーを扱ったり出来たことはIT系のエンジニアとしてとても貴重な経験になりました。

IT業界は現在、人工知能やIoTという流れの中でデータを活用したビジネスの必要性が広がっています。今後それらを支える統計学、データ解析、機械学習の知識が必ず重要になる中、鎌倉研究室で学んだ幅広い分野での統計・データ解析の知識が活きてくることを確信しています。鎌倉研究室で学ぶことを考えている方は広い視野とチャレンジ精神を強く持って、是非楽しい研究生活を送ってください。