鎌倉研究室に入ったきっかけ

学部生の頃、データ解析という統計解析ソフトRを使ってデータ分析し、解析手法を学ぶ講義がありました。この時、不規則に並んでるデータの中に潜んでいるデータの特徴を導き出すことに面白さを感じ、これがきっかけで、鎌倉研を選びました。

研究内容について

非接触型センサーを用いて人の呼吸有無を機械学習により識別する研究に取り組んでいました。当時研究室では企業との共同研究で非接触型センサーを用いた独居老人向け見守りシステムの構築に取り組んでいました。その中で私は人の生死を識別することを目指しており、生死を識別する指標として呼吸に着目しました。

この共同研究テーマは私が在学していた時、日経新聞に取り上げられたこともあり、研究の成果が日本が抱えている高齢化問題に貢献できる点にやりがいを感じていました。

鎌倉研究室を希望される皆様へ

鎌倉研に入って良かったことは、国際学会で成果発表を行えたことです。M1の時に韓国の釜山、M2ではアメリカのサンフランシスコに行きました。特にM1の時は初めての英語での発表だったため、本番直前に研究室にこもって猛練習した結果、本番が無事終わった時には大学院生活の中で1番に入るぐらいの達成感を感じることができました。

この経験は会社でも役に立ちました。事業部内の管理職以上が参加する会議にて、業務報告を私が発表するという機会が入社3年目の時にありました。この時、プレゼン前までガチガチに緊張していましたが、いざ話し始めると流暢に話すことが出来ました。会議後、他グループから仕事の引き合いの話をいただいたり、「プレゼン良かった!」と色んな方からお褒めの言葉をいただき、プレゼンの成功を実感しました。この成果は、学生時代に多人数の前で発表する機会をこなしていたおかげで、会議本番で堂々と発表できたと思いました。実際、直属上司から「人前で話慣れてる感があった」と言っていただきました。

恐らく入社1〜2年目で海外で発表する機会がある会社は少ないと思いますが、中央大学では大学院生の発表助成が整っているので海外で研究成果報告をするチャンスがあり、個人的には有意義な時間を過ごすことができると思います。データ解析や海外に興味ある方は、是非挑戦してみてください。