人間の信頼性向上

• ヒューマンエラーとは人間が気の緩みからうっかり起こしてしまう誤りであり、人間である以上避けることができません（一般にエラーの発生頻度は100ppm＝10000回に１回程度と言われています）。また、意図的に標準（ルール）を守らない行動、知識・スキル不足の行動などもあります。
• これら人の不適切な行動は設計段階、生産・サービス提供段階、使用・利用段階などの様々なところで発生し、製品・サービスの質に大きな影響を与えるだけでなく、人命の損傷等の安全にかかわる事故の発生にもつながります。技術的な原因に起因する問題が順次解決され、次第に少なくなっている現在、今まで余り問題となっていなかった人の不適切な行動の発生や影響をいかに防止するかが社会の安全・安心を確保する上で重要な課題となっています。
• 事故事例や有効な対策の調査・分析、実験的な手法などを用いて、製品・サービスの設計、生産・サービス提供段階において技術者・担当者が起こす不適切な行動、使用・利用段階において消費者が起こす不適切な行動の危険性評価および防止のための方法論の開発を試みています。

生産提供プロセスのエラー防止　　　　　　　　　　　　　　設計プロセスのエラー防止

↓類推 　　　　　　　　 ↑応用