〜〜〜〜〜 ■ 入門 〜〜〜〜〜 1.ためしてみよう   MATLAB のウィンドウ内で、左側の文字列を一行づつ入力し [cr] をタイプすると   計算やグラフの表示がなされる.  b=rand(1000,1);        [0,1]区間上の一様乱数の発生  hist(b);            ヒストグラムの表示  c=b(1:100);           第1成分から第100成分までを取り出す  d=b(2:101);  corrcoef(c,d)          相関係数  mean(c)             平均  var(c)             分散                  (エラーになるときは標準偏差 std(c) を用いる)    注:セミコロン;をつけると表示を抑制する      b, c, d は縦ベクトル  size(b)             行列・ベクトルの大きさを表示  size(d)  length(b)            ベクトルの長さを表示  help('hist')          'hist'の使い方の表示  format short          桁数の変更(デフォルト)  format long 2.行列演算  a=[ 1 1 1; 2 2 3; 2 4 6];    行列の代入 3×3  a'               転置行列  b=inv(a);            逆行列  a*b               行列の積の表示  c=a*b;             行列の積を c に代入  c                配列 c の内容を表示  det(a),det(b), det(c)      行列式  [v,d]=eig(a)          固有ベクトルと固有値  eig(a)             固有値  eye(3)             3×3の単位行列  ones(3,2)            要素がすべて1の3×2行列  zeros(3,2)           要素がすべて0の3×2行列 3.プロット  x=[-3:0.1:3];          x=[ -3.0 -2.9 -2.8 .... 2.9 3.0] と同じ  y=power(x,2);          xの2乗  plot(x,y)  plot(x,sin(x))  plot(x,exp(x))  plot(x,log(x+4)) 4.Mファイル  ◎ エディタで aaa.m というファイルを作成すると、aaa [cr] でその中のコマンド    が実行される.    たとえば次の内容からなるファイル surftest.m を作成すると、surftest[cr] と    することによって3次元のグラフが表示される.    数字から始まるファイル名や日本語をふくんだファイル名は用いないこと.  x=[-1.5:0.1:1.5];  y=[-1:0.1:1];  [dummy,n]=size(x);  [dummy,m]=size(y);  z=zeros(m,n);  for i=1:n    for j=1:m      z(j,i)=power(x(i),2)+sin(y(j)*pi);    end  end  surf(x,y,z)  ◎ 繰り返し文に注意!  ◎ pi : 円周率π  ◎ if 文の使い方     if n == 1        if n == 2     ( not equal は ~= )      :            :     else           elseif ...      :            :     end           else                   :     if n == 0        end      :     end 5.その他 ● 変数   大文字と小文字を区別する.したがって X と x は別な変数となる. ● 数値計算   倍精度で計算する.実数、整数の区別はなし.最大でおよそ10の308乗. 有効桁数は約 16. Inf : 無限, NaN : not a number (例. 0/Inf = 0, 0/0 = NaN) 平方根は sqrt( ), ベキは power( , ) または ^. ● エディタ   MATLAB とは別のウィンドウで mule を起動する.なお mule と MATLAB   のカレントディレクトリィは同じにする.   mule で修正して保存、MATLAB で実行、を繰り返して行なう.   (参考:Windows の場合)     MATLAB 内で edit とすると、M-file を編集するためのエディタが開く. ● ヘルプ ・キーワードがわかっていないとき   helpwin とするとタイトルが表示されるので、ダブルクリックで選択. ・キーワードがわかっているとき   help('○○○')   help ○○○   helpwin ○○○ ● ファイルへの出力   diary('ファイル名') とすると、コマンドや出力がファイルへ出力される.   diary off でファイル出力を停止、   diary on でファイル出力を再開. ● 印刷   グラフの印刷は、グラフのウィンドウのメニューバーから選択すればよい.   計算結果を印刷したいときは、diary コマンドを用いてファイルに出力してから、   ファイルを Mule で編集して lpr で出力するとよい.     ------------------------------------------------------------ ●● 起動するときは & を付けない! ●● 大きな行列を扱うときは ; を付ける!