JSQC TQM基礎講座 第1回演習
このページでは 2006年7月22日(土)に開催された、(社)日本品質管理学会 TQM基礎講座 第1回「 TQMのフレームワークと基本原則」で行った演習の各グループの回答およびコメントを掲載してあります。
TQMとは、組織が提供している製品・サービスに対する顧客のニーズおよび組織のおかれている経営環境(技術力、人的・物的資源、競合相手等)を理解し、それぞれの状況に適した経営を実現するための戦略的・全組織的な取り組みです。このような活動を評価するためには、@顧客志向の取り組みになっているか、A目的志向の取り組みになっているか、B科学的・論理的な取り組みになっているか、という視点から活動とその結果、両者のつながり、活動間のつながりを見ることが必要です。問題と感じる場面に遭遇した場合、そのことのみを取り上げて指摘を行おうとするのは適切ではありません。TQMのフレームワークと原則を理解した上で、(a)遭遇した場面の結果としてどのような悪さが生じるのか、(b)そのような悪さを防ぐために必要な一連のプロセスはなにかを考え、それらの実情を確認することで問題点を明確にすることができます。
場面1 組織の目標が抽象的に書かれている、あるいは具体的な数値目標が設定されているが、その値を見ると昨年の実績値とほとんど同じになっている。
場面2 組織の目標として挑戦的なものが設定されているが、その達成状況を見ると未達成の場合が多い。
場面5 ある部門の目標を見ると組織の目標と同じになっている。
場面10 すべてのプロセス・作業について、その内容を規定する文書が一律に作成されており、必要ないと思われる文書について管理している。
場面11 ある部門において仕事の職務分掌は定められているが、仕事のできばえをはかるための管理項目・管理水準が定められていない。
場面13 発生した異常について異常報告書を作成し対策を取っているが、その内容を見ると当該の製品・サービスにかかわるものが殆どであり、類似の製品・サービスに対する水平展開や仕事のしくみに対する再発防止はほとんど行われていない。
場面18 ある工程を見ると、全数検査を行っており、多くの不適合品が発見され、処置されている。この状態が長く続いている。