JSQC TQM基礎講座 第1回演習

このページでは 4月23日(土)に開催された、(社)日本品質管理学会 TQM基礎講座 第1回「 TQMのフレームワークと基本原則」で行った演習の各グループの回答(一部修正)およびコメントを掲載してあります。

TQMとは、組織が提供している製品・サービスに対する顧客のニーズおよび組織のおかれている経営環境(技術力、人的・物的資源、競合相手等)を理解し、それぞれの状況に適した経営を実現するための戦略的・全組織的な取り組みです。このような活動を評価するためには、@顧客志向の取り組みになっているか、A目的志向の取り組みになっているか、B科学的・論理的な取り組みになっているか、という視点から活動とその結果、両者のつながり、活動間のつながりを見ることが必要です。問題と感じる場面に遭遇した場合、そのことのみを取り上げて指摘を行おうとするのは適切ではありません。TQMのフレームワークと原則を理解した上で、(a)遭遇した場面の結果としてどのような悪さが生じるのか、(b)そのような悪さを防ぐために必要な一連のプロセスはなにかを考え、それらの実情を確認することで問題点を明確にすることができます。